CWサイドトーン発生回路

サイドトーンは、ツインT発振回路で発生させています。
ツインTの平衡条件は、下図のようになります。


従って、800 HZ のサイドトーンの場合、R = 100 kΩ とすると C = 1950 pF となります。( 2C では、3900pF )
しかし、この諸元で回路を組むとどういう訳か、うまく発振してくれませんでした。
この理由は、良くわかりませんが、発振トランジスタの負荷抵抗R
L が平衡回路に並列に入ることによる影響かも知れません。
そこで、平衡回路のローパス側(R と 2C 側 ) をそのままにして、ハイパス側 (C と R/2 側 )をカット&トライして安定に発振する値を求めました。このときの回路を下記に示します。
尚、発振周波数は、回路図のR1 ( 12kΩ ) を可変する事により微調整が行えます。
また、サイドトーンの on/off は、CAR CONT により行います。
この回路は、簡単な割りには、比較的きれいなサイン波が得られますので、澄んだ音色のサイドトーンとなります。