DDSのスプリアス対策

秋月のDDSユニットは、18MHzぐらいまで動作するようですが、10MHzを超えると波形がかなり矩形波に近くなり、VFOとして使用するにはスプリアスの点で問題が起こりそうです。(1MHz以下なら綺麗なサイン波を出力してくれます。)

そこで本機の場合DDSを 8MHz で動作させています。
それでもDDSの波形は、かなり歪んでいます。オシロで観測すると結構いろんな周波数成分を含んでいるようです。
このままVFOとしてリグに内蔵させるとそのスプリアスによって受信部に妨害を与える恐れがありますので、写真のようなシールドケースに入れました。

さて、そのシールドケースの実際の効果ですが、アンテナの代わりにダミーロードをつないで受信し、ダイアルを回しているとDDSからと思われるノイズが所々で聞こえてきます。
しかしアンテナをつないで受信している限りでは、外来ノイズに埋もれてDDS由来のノイズは聞こえてきませんので、まぁ実用レベルかな、と思っています。
DDSユニットからの出力の取り出し方ですが、秋月オリジナルのLPFは、実装せず、終段の2SK125ソースフォロアから最短距離で(20mm程度)副同調回路に入力させ、余分なスプリアスを取り除いています。