送受切り替え制御(ブレークイン制御回路)

セミブレークイン制御は、リトリガラブル・ワンショットモノマルチIC 74HC123 を使用して行っていますので、温度や電圧の変動の影響を受けない正確なブレークイン・ディレー時間が得られます。
また、ディレー時間調整のボリュームを最小にするとフルブレークイン動作も可能です。
本機は、送受信切り替え時のポップ音がほとんど出ませんので、フルブレークイン動作時も快適に運用する事が出ます。

ただ、フルブレークイン動作時は、送受切り替えリレーが「カチカチ」音を立てます。
リレーの接点がすぐにクタバッテしまいそうで、私は好きになれないので、普段はセミブレークインで動作させています。

それから、リレー制御についてですが、リレーの切り替えには、約5mSほど(実測値)の動作時間が必要です。
そこで、本機の制御回路では、受信から送信に切り替わってから約20mS後にキャリアーが出るようにしているのですが、その影響でフルブレークイン動作時、短点がやや短くなってエレキーでも粘った符号(バグキー風の符号)になってしまうようです。
フルブレークインで使用する場合はもう少し、キャリア・デレィー時間を短くしたほうが良いかもしれません。