DDS/CPU/LCD 受信妨害ノイズ対策

DDSやCPU、また周波数表示のLCDは、高速のクロックで駆動されているので無数の高調波が発生しています。
このノイズが受信部に飛び込んで、受信妨害(スプリアス受信)が発生する恐れがあります。

そこで、本機ではノイズ源であるDDSとCPU基板をシールドケース内に収めています。
また、本機のシャーシ構造は、2つの既製品のシャーシを2段重ね構造で使用していますので、受信部RX基板をノイズ源であるDDS/CPUのシールドケースやLCDとは、反対側のシャーシ裏側に配置することにより、出来るだけノイズの影響を受けないようにしています。

また、CPUからLCDに接続されるケーブルからもノイズが輻射されていますので、出来るだけ最短距離となる配置にしています。
さらにLCDのグランドは、シャーシグランドとは分離して、CPUに直接返すように(CPU側で一点アースになるように)しています。

以上の対策で、心配していたスプリアス受信は、少なくとも7メガのアマチュアバンド内では、全く発生していません。


 CPUからLCDへの配線は、できるだけ短くなるように配置。



  LCDのグランドはシャーシから分離している。