秋月DDSキットの改造
本機は出力範囲27メガヘルツ、出力レベル可変、出力インピーダンス50Ωという仕様とするので、秋月DDSキットの出力A/D変換部のR/2Rラダー以降を下図のように改造する必要があります。
秋月DDSの回路変更
点線で囲った部分が、変更箇所です。
ローパスフィルタはカットオフ約30メガで設計してあります。
また、出来るだけ大きな出力を得たかったので、変更部分の電源は6.8Vで動作させています。
出力レベルの可変方法は、FETのゲート電位を可変させるなど、いろいろ試して見ましたが、歪無くゼロまで可変させるのは結構難しく、結局、信号を引っ張り出してきてボリュームで可変させる方法に落ち着きました。
ただし、ボリュームまでの配線には信号が通りますので、出来るだけ最短距離(50mm程度)で配線します。
DDSの変更部分は、基板の裏側に空中配線でウラ付けします。
DDSのチップセレクトは3ビットともHigh ( 111 ) とします。
また、当然ですがDDSのデータ入力はシリアルモード設定とし、パラレル入力ポートは全てオープンで使用します。
秋月DDSの基板裏側に空中配線する。
レベル可変用のボリュームまでの配線は出来るだけ短くする。